ペリー来航の時代が戻ってくる!?MEGURUプロジェクトで体感する浦賀の魅力とは?
※本イベントは、2023年10月9日に終了いたしました。
歴女にはたまらないイベントが浦賀で行われるということで、筆者も早速…
今年で3回目の開催となる【MEGURU Project 2023】の会場にやってきました!
会場マップと各コンテンツはこんな感じ!
※イベントのタイムスケジュールは日ごとに異なるので、こちらから要チェック!
今回は、例年大人気で今年は英語便もスタートするという「浦賀開国歴史クルーズ」と、
今年初登場の「案内人と黒船で行く!川間ドック見学ツアー」(1日1便限定)の2つのツアーに参加してみることに。
いずれのツアーも有料なので、まずは会場内のチケット売り場で当日券を購入。出航の10分前を目処に集合場所へ向かいます。
歴史の授業で学び強烈に記憶している「ペリー」「黒船」「浦賀」「開国」というキーワードたちを紐解く旅のスタートです!
船でMEGURU!浦賀の今と昔を楽しく学ぶ「浦賀開国歴史クルーズ」
まずは「浦賀開国歴史クルーズ」の乗船場へ。ちなみに、後ほど参加する「川間ドック見学ツアー」も同じ集合場所です。
ツアーの所要時間は30分。こちらのラグジュアリーな船に乗って出発です!
乗ってみるとそこそこスピードがあるので、目に映る海越しの景色には飽きません。
心地よい風に吹かれながら、幕末の浦賀、横須賀、そして日本に思いを馳せます。
このツアーの魅力の1つは案内人の軽快なトーク!
歴史に限らず、船や街のことまで精通しているので、教科書には載っていないような豆知識をたくさん教えてもらえます。
120年間諸外国との関係を断ち鎖国を続けた幕末の日本。
ペリーの来航によって開国への道を歩み出したきっかけの場所がこの地であると想像すると、ワクワクが止まりません。
築船の拠点となるドックの史跡があることからもわかるように、国内で船を作る技術はここ浦賀が発祥と言われています。
浦賀の縁結びスポットとして有名な神社もお目見えです。
東浦賀にある「東叶神社」で勾玉袋を、西浦賀にある「西叶神社」で勾玉本体を手に入れるとご利益があるんだとか!
船内には、小さなお子さんからお年寄りまでたくさんのお客さんの姿がありました。
景色を楽しんだり、記念撮影したりと、みなさん思い思いのままに過ごされていました。
印象に残っているのは、下船間際に聞こえたのはある家族連れのお父さんの声。
「浦賀の海からこんな船が出るのは珍しいんだからね!楽しめた?」
そうなんです。こちらのツアーは、MEGURU Project 2023でのみ体験できる特別な世界。
この機会を絶対に逃さないでくださいね!
さらに、今年からは1日1便限定で英語便も運航しています。
ツアー詳細はこちらからご確認ください。
英語ネイティブの友達がいたら絶対に連れてくるべし!
もちろん、日本人グループの方も大歓迎です。「海外旅行に来た気分!」と大好評だそうですよ。
たった30分で濃厚な学びの時間を過ごせる「浦賀開国歴史クルーズ」。
今後は10月8日(日)と9日(祝)の12:30から運航予定です。ぜひ乗船してみてくださいね!
黒船ペリー号でMEGURU!浦賀の遺産「ドック」を知り尽くす「川間ドック見学ツアー」
続いては、今年初登場の「案内人と黒船で行く!川間ドック見学ツアー」に参加します。
こちらは12:30からの1日1便限定。MEGURU Project 2023開催中は毎日実施されています。
まずは集合場所のそばで存在感を発揮している浦賀ドックを見学。
知識豊富な案内人の解説を聴きながら、その特徴や歴史的背景を学びます。
そしていよいよ川間ドックへ。乗るのはこちらの小型船。
その名も「キャプテンペリー号」!
風が強い船上でも解説が耳に届くように、全員にこちらの音声機器が貸し出されます。
ゆっくりと海上を進む中で、浦賀名物の渡し船「ポンポン船」の姿が!海を隔てる浦賀の東西を結ぶこちらの船。
乗りたい時は乗船場のインターホンで呼び出すという珍しいスタイルです。
そして船はマリーナへ。この場所こそ「川間ドック」なのです。
ここからは、案内人とともに徒歩で川間ドック内部を巡ります。
ちなみに、船には船頭が残ってくれるので、貴重品以外の荷物は船内に置いたまま散策可能ですよ。
周辺を見回すと、かつてドックとして機能していたことを証明する痕跡がところどころ残っています。
浦賀ドックで印象的だったレンガの壁が川間ドックにもありました。
とはいえ、武士たちが築いた浦賀ドックと商人たちが築いた川間ドックとでは、レンガの積み方など、明確な違いがあるのだそう。
新たに知った情報と照らし合わせながらドックを眺めると、その深い歴史を一層近くで感じられました。
なんだか賢くなった気分です。
そして黒船は出発地へ戻ります。
通常は公開されていない秘境を訪れたことで、歴女の好奇心が十分に満たされた1時間でした。
マリーナ内の「マリーナレストラン・クリッパー」で途中解散することもできるそうなので、ランチの予定を入れるのもいいのではないでしょうか?
徒歩でMEGURU!ペリー来航の時代を再現したメイン会場でノスタルジックなひとときを!
貴重なツアーを楽しんだ後は、幕末の日本を彷彿とさせるような雰囲気が漂うメイン会場へと向かいます。
今年のMEGURU Project 2023では、あの老舗遊園地「浅草花やしき」とのコラボイベントが開催されており、家族連れの姿が目立ちました。
子どもたちに人気のアトラクションや、大人も本気になってしまう射的などの露店もあり、一帯は賑やかな雰囲気に包まれていました。
ビールもあります!秋空の下、1杯グイッといきたくなりますよね。
キッチンカーで軽食をゲットすれば、小腹満たしもできちゃいます。
近くには休憩できるスペースもありました。
乳幼児の保護者が気になるであろうおむつ替えスペースも、簡易的ではありますが用意されています。
屋外ですが、安心して子どもと一緒に過ごすことができそうです。
いかがでしたか?
「浦賀の魅力」を全身で体感できるMEGURU Project 2023は、残り3日となりました。
クライマックスに向けてイベントもますます盛り上がっていくので、ぜひ足を運んでみてくださいね!
■イベント名称:MEGURU Project 2023
■住所:浦賀ドック(〒239-0822 神奈川県横須賀市浦賀4丁目7−1)
■公式サイト:https://www.cocoyoko.net/meguru/
この記事を書いた人
横須賀市在住のフリーライター兼エディター
成松 采実
英語が好きで国際都市横須賀に魅力を感じているワーママ。
(株)ベネッセ出身で得意な執筆テーマは「教育」や「子ども」。