ついに!【鈴木敏夫とジブリ展】が横須賀美術館にやって来た!

※「鈴木敏夫とジブリ展」神奈川展は2024年6月18日に閉幕いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました。

 

2024年3月20日(水・祝)、ついに【鈴木敏夫とジブリ展】が横須賀美術館でスタートします。関東では約1年半ぶりの開催となるこちらの展覧会。首都圏在住の皆さん、準備はいいですか!?

 

 

この記事では、先日行われた【鈴木敏夫とジブリ展】の内覧会で体験した魅力を展示作品の一部とともにご紹介します。

 

(内覧会セレモニーの様子。特別ゲストとして湯婆婆とカオナシも登場)

 


INDEX

ジブリ作品のキーマン【鈴木敏夫】のルーツを紐解く
こんなに見せていいの!?貴重な資料から目が離せない!
大迫力!湯婆婆(ゆばーば)と銭婆(ぜにーば)のお口の中に失礼します!
観覧の締めはお土産コーナー!【鈴木敏夫とジブリ展】限定グッズも要チェック!

 


■ジブリ作品のキーマン【鈴木敏夫】のルーツを紐解く

 

 

『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』など、世代を超えて親しまれているスタジオジブリのアニメ映画。そんなジブリ作品を、世界に名を馳せる宮崎駿監督とともに手がける敏腕プロデューサーこそが、今回の展示のテーマになっている鈴木敏夫氏です。

 

 

彼がどのような環境下で育ち、何がきっかけでこの世界に足を踏み入れ、何にインスピレーションを受け、誰とどのように作品を形にしていったのか。

 

(鈴木氏が幼少期に読み漁っていたという雑誌や漫画、書籍など)

 

数々の貴重な資料や実際の作品と照らし合わせながら、鈴木敏夫氏の幼少期から現在までを6つの章に分けて紐解く構成になっています。

 

(スタジオジブリとのストーリーが最も語られる第4章)

 

一度でもジブリ作品に触れたことがあるならば、興奮が止まらなくなること間違いなし。ジブリデビューがまだの人は、数々の展示を見てこの場でファンになること間違いなしの展覧会です。

 

(鈴木氏による約8,800冊の書籍、約10,000作品の映画コレクション)

 

映画の1シーンに入り込んだと錯覚するようなリアルな空間演出もぜひ楽しんでくださいね!

 

 


■こんなに見せていいの!?貴重な資料から目が離せない!

 

 

【鈴木敏夫とジブリ展】には、鈴木氏の手書きメモやラフなど、ここでしか見られない膨大な数の資料が展示されています。正直、時間がいくらあっても足りません。
ここでは特別に、そしてネタバレしすぎない程度に、筆者おすすめのコンテンツをご紹介します。

 

<企画書>

 

スタジオジブリでは、企画会議なんてものはやらないそうです。宮崎駿監督との普段の会話やこのような1枚の企画書から、あれだけ壮大な作品の数々が生まれるとは信じられません。

 

<作品名ロゴ>

 

鈴木敏夫氏は、プロデューサーであり、編集者であり、クリエイター。この『借りぐらしのアリエッティ』のロゴも、何でもこなす器用な鈴木氏が、大変こだわって完成させたそうです。

 

<幻の…シリーズ>

 

こちらは『ハウルの動く城』未公開シーンならぬ未公開コピー案です。もしこちらが採用されていたらどのように作品の世界観が変わっていたのでしょうか?

 

<新聞広告一覧>

 

どの時代でも一貫して新聞広告にこだわってきたというスタジオジブリ。これまで実際に宣伝に使われた新聞広告が壁一面に貼られているコーナーはとても面白かったです。筆者のお気に入りはこちらの『魔女の宅急便』の広告。

 

 

コピーがグッと来ます。

 

マニアック!<社内マニュアル>

 

筆者が職業柄気になって読み込んでしまったのがこちらの表記マニュアル。鈴木氏はこういった社内統制のお仕事にも関わっていたというのだから驚きです。

ちなみに、こちらも面白かったので現地で見てみてください。

 


 

■大迫力!湯婆婆(ゆばーば)と銭婆(ぜにーば)のお口の中に失礼します!

 

 

 

【鈴木敏夫とジブリ展】は展示だけではありませんよ!順路の終盤で、大迫力の湯婆婆と銭婆があなたを待ち受けます。
実はこちらのお婆ちゃんたち、表裏一体になっているのです。

 

それぞれの口から湯札を引っ張り出すことで、湯婆婆は恋愛運、銭婆は開運のおみくじを引くことができます。

 

(銭婆のお口にちょっと失礼して開運のおみくじ番号をGET)

 

引いた札には番号が書いてあるので、こちらの棚から該当の番号の扉を開けて運勢をチェック。鈴木敏夫氏からのお言葉がもらえます。

 

(銭婆のお口にちょっと失礼して開運のおみくじ番号をGET)

 

恋愛運の湯札は赤いのでまさに『千と千尋の神隠し』のソレそのもの。

 

 

この時、少しモタモタしていたら、偶然ですが湯婆婆に「ぐずぐずするんじゃないよ!」と怒鳴られました。

 

 

この大きさの雇用主に叱られると、さすがに震えます。

 


■観覧の締めはお土産コーナー!【鈴木敏夫とジブリ展】限定グッズも要チェック!

 

 

 

思い出や記念に、やっぱりお土産は欠かせませんよね!数多くの魅力的な商品が販売されている【鈴木敏夫とジブリ展】ですが、その中でも厳選した3点をご紹介します。

 

 

<イモリの黒焼きチョコ>

 

『千と千尋の神隠し』の愛されキャラ「リン」の好物の黒焼きイモリ。観覧後、美術館を背景にこのイモリを撮るのが密かなブームなのだとか。手足が繊細らしいので、家に持ち帰る方はお気をつけください。

 

<バームクーヘン(【鈴木敏夫とジブリ展】限定パッケージ)>

 

 

ふわふわの食感で大人気の銘菓「クラブハリエ」のバームクーヘンが、【鈴木敏夫とジブリ展】限定パッケージで販売されています。癒しのトトロのイラストは、受け取る人を幸せな気持ちにしてくれるでしょう。

 

<ショッパー(【鈴木敏夫とジブリ展】会場限定)>

 

商品ではありませんが、絶対に購入してほしいアイテム。展覧会のテーマカラーでもある赤地に、千尋と湯婆婆が印刷されているシンプルなデザインです。会場限定のレア物なので、躊躇せず購入することをおすすめします!

 

 

横須賀美術館で開催中の【鈴木敏夫とジブリ展】は、6月18日(火)までの期間限定です。春と相性のいい自然豊かな観音崎で、ジブリの世界に浸ってみてはいかがでしょうか?

 

(帰りがけには特別ゲストの湯婆婆とカオナシがお見送りしてくれました)

 

©2022 Hayao MiyazakiーToshio Suzuki ⒸToshio Suzuki ⒸStudio Ghibli


「鈴木敏夫とジブリ展」神奈川展 公式サイトはこちら

この記事を書いた人

横須賀市在住のフリーライター兼エディター

成松 采実

英語が好きで国際都市横須賀に魅力を感じているワーママ。
(株)ベネッセ出身で得意な執筆テーマは「教育」や「子ども」。

横須賀