【魔女の谷も大人気】横須賀を飛び出して「ジブリパーク」に行ってきました!

大盛況のうちに終了した「鈴木敏夫とジブリ展」神奈川展が終わり、季節はもう夏・・・

スタジオジブリ・プロデューサー鈴木敏夫さんの〝人となり〟から「ジブリ誕生の秘密」を紐解いた今回の展覧会。
もう1度、ジブリ作品の世界観に触れたいと思った方も多いのでは?

僕もその1人!
ということで横須賀を飛び出し、愛知県にある「ジブリパーク」へ行ってきました!

<INDEX>
・ジブリパークは、テーマパークではなく「公園」
・主人公たちの暮らしを覗き見!
・今春OPENしたばかり!「魔女の谷」に潜入したら・・・
・ジブリの大倉庫で大冒険!?


ジブリパークは、テーマパークではなく「公園」

ジブリパークがあるのは愛知県長久手市。
名古屋駅から最寄り駅「愛・地球博記念公園駅」までは、地下鉄東山線(ひがしやません)とリニモに乗って50分ほど!

駅を降りると〝ジブリパーク〟と書かれたゲートがお出迎え。

実はここ、2005年に開催された「愛・地球博(愛知万博)」の会場となった場所。
東京ドームの40倍以上の広さを持つ公園内に、2022年、スタジオジブリの世界を感じられるジブリパークが開園したのです。

ジブリパークは、テーマパークではなく「公園」。
耳を澄ますと、本物の森のざわめきや鳥のさえずりが聴こえてきます。

ジブリパークのBGMは、この〝自然の音〟。
大人も子どもも、大自然の中で思いっきり楽しむことができます。


主人公たちの暮らしをのぞき見!

「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこの森」「もののけの里」「魔女の谷」と5つのエリアに分かれているジブリパーク。

〝広い森の中に、ジブリ映画の主人公たちが暮らす村がある〟といったイメージでしょうか?
それぞれのエリアには、ジブリ作品に登場する様々な建物が再現されています。

例えば、青春の丘には『耳をすませば』に登場する「地球屋」「猫の事務所」。

何がすごいって、そのほとんどが触ってOKだということ!

冷蔵庫や棚を開けてみたり、
本のページをめくったり、壁に貼られたメモをチェックしてみたり。
・・・「ひょっとしたらこんな風に暮らしていたのかも!」と自由に想像を膨らませるのが楽しかったです。

どんどこの森には、『となりのトトロ』に登場する「サツキとメイの家」がありました!

サツキとメイの家を見学している時には、

「あ!これおじいちゃんの家にあった!」
「あの頃はこうだったよね。懐かしい」

思い出話に花を咲かせている方もたくさん!
「鈴木敏夫とジブリ展」でも数々の映画の企画書が展示されていましたが、〝時代性〟を大切にされてきたジブリ作品ならではの体験だと思いました!

さらに、公園内には、ジブリ映画に登場するキャラクターがモチーフになったオブジェも!

例えば、もののけの里にはカラフルなタイルで装飾された「乙事主(おっことぬし)」「タタリ神」。
子供たちが実際に手を触れて、遊んでいる姿がとても印象的でした。

そして「どんどこの森」にあるどんどこ堂のモチーフは〝トトロ〟!

ジブリパークのある愛知県産の杉やヒノキが使われていて、木の温もりが感じられます。

子どもの時にだけ訪れるトトロ。
このオブジェの中に入ることもできるのですが、もちろん子どもだけ!

果たしてどんな景色が広がっているのでしょうか?


今春OPENしたばかり!「魔女の谷」に潜入したら・・・

今年3月にOPENしたばかりの新エリアが「魔女の谷」。

ここは『魔女の宅急便』や『ハウルの動く城』、『アーヤと魔女』など、作品内に登場する〝魔女〟をイメージしたエリアです。

ヨーロッパ風の街並みが再現されたこのエリア。
他のエリアとはまた違った空気が流れ、映画の世界に没入できます!

ここにはジブリパーク初の〝乗り物〟もあるんです!
『人生のメリーゴーランド』の音楽が流れる煌びやかなメリーゴーランド。

そして、フライングマシン。
様々な作品で「空を飛ぶシーン」が印象的に描かれていますが、まさに主人公になったような気持ちで楽しむことができるのです。

そして、エリア最大の見どころと言っても過言ではないのが「ハウルの動く城」。

緑の草原の中に、大きな城がドンッと佇んでいます。

城内は、 なんと入ることもできます!
暖炉や風呂場、寝室も映画で見た風景がそのまま再現されていてとにかく興奮が止まらないっ!

様々な仕掛けも施されていて、遊びごころがたっぷり詰まっています。
本当に動き出しそうです。と思ったら・・・(続きは現地で!)


ジブリの大倉庫で大冒険!?

誰もが心くすぐられるのが「ジブリの大倉庫」。

他のエリアとは違って唯一屋内にあります。
ジブリの大倉庫では、3つの企画展示や短編アニメーションの上映はもちろん、カフェでの飲食や子どもが遊べる施設など様々な楽しみ方ができます。

「南街」「子どもの街」「小人の庭」
一体どんな場所なのだろう!と子どもから大人までワクワクが止まりません。

「ジブリの大倉庫」はここがこの映画で、この先からあの映画で・・・とジブリ映画の世界観がそのまま再現されている訳ではありません。
自由に想像して、不思議な世界に迷い込むことができるのです!

子どものように冒険していると、映画に登場するキャラクターにも会えるかもっ!

そして個人的に印象に残っているのが、ジブリの大倉庫内にある「公開倉庫」。

もともと「ジブリの展覧会などで使う様々な造形物を保存しておく倉庫が足りずに困っていた」というところから構想されたパークの建設。
——この倉庫は、まさにジブリパークが作られるきっかけとなった場所。

写真からも分かる通り、無作為に展示物や段ボールが置かれています。
一見すると、ただの倉庫です。

でも、この倉庫がとにかくたまらない!
スタジオジブリが歩んできた歴史を見ることができるからなんです。

東京都三鷹市にある「三鷹の森ジブリ美術館」や世界中を巡ってきた造形物が静かに眠る公開倉庫。
何か今を生きる私たちに語りかけてくるような不思議な時間が流れていました。


約7時間たっぷりと滞在しましたが、細部までこだわり抜かれた園内はまだまだ見足りないっ!

個人的に、色々な楽しみ方できる場所だと思いました。
友達、家族、ひとりでも・・・
一緒に行く人によって本当にたくさんの楽しみ方があって、何度訪れても新しい発見があると思います。

それぞれの目線で「ジブリ」の世界に迷いこめる唯一無二のジブリパーク、この秋訪れてみてはいかがでしょうか?


 

取材協力:株式会社ジブリパーク
©️Studio Ghibli

この記事を書いた人

ジモトから大学生が発信!

たいよう

生まれも育ちも横須賀で、現在トライアングルでPR担当インターン中の大学生。
かつて横須賀の観光名所パンフレットを大量に集め、親に怒られた経験を持つ猛者。
コロナ禍になってからランニングを始めて思うのは〝マボチョク〟から眺める猿島は最高!ということ。いつか自転車で日本一周!の野望も。
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