【名店がズラリ!】JR逗子駅⇔京急逗子・葉山駅間の「新逗子通り」でおススメの〝ちょい食べ〟5選

逗子市の中で一番行き交う人が多い商店街が「新逗子通り商店会」かもしれません。
その1本道は、JR逗子駅と京急逗子・葉山駅を結ぶ320メートル程。
信号待ちをしなければ歩いて4分ほどの直線で結ばれています。朝夕は通勤通学で乗り換えの人が足早に通ります。
足早に通るので、立ち寄りをしたことがない人もいるらしいとか・・それはもったいない!
ということで、時間がなくても「ちょい食べ」できるお店を紹介します。



まず、ここがJR逗子駅東口(広い方)を降り立ったときのロータリー、空が広い!(と、感じられるはず)。時に海の香りがします。

駅からまっすぐ交差点に向かって進みます。

交差点の左角は逗子のランドマークの1つ老舗「魚佐次(うおさじ)商店」。ここから「新逗子通り商店会」になります。
渡る時には、この魚屋側に渡ってください。その先が二股に分かれているので、右に行かないことが肝心です。
おススメ1店舗目、通りの左側、ビルの1階にある「冨士屋牛肉店」。

最高級の黒毛和牛である葉山牛、松阪牛の正規販売店のため、「葉山牛」「松阪牛」のバナーがはためき、ちょっと寄るにはどうかな、と一瞬たじろぎますが、ここの自家製デリカ「葉山牛コロッケ」(150円)「葉山牛メンチカツ」(220円)はお手頃です。

逗子市のふるさと納税品で1、2位を争う人気商品はこの店の「松阪牛のビーフシチュー」だとか。


「冨士屋牛肉店」の前にあるのが、逗子市のソウルフードと言ってもいい鶏肉店「鳥一」。

もちろん看板メニューは自家製焼き鳥で、ここでおススメすることもないかなと思うので、あえてコロッケ類の写真を添えます。「海老プリプリかつ」(100円)は新入りかも。

個人的には「チキンチーズ大葉巻」(150円)好き!


続いて、「冨士屋牛肉店」から京急線の踏切に向かって進むとソフトクリーム店「モーモーズ」があります。

笑顔のやさしい店長がいます。無口そうにしていますが、実はお話好きです。

↑写真左は、ミルクソフトミニコーン(250円、普通サイズは390円)、右は珈琲フロート(430円)。無糖のエスプレッソとソフトクリームの相性の良さを味わってください。
中に入って、ぬくぬくできます。店長に逗子のことなど質問もどーぞ。

壁には歴代の週替わりの「味」が並んでいます。
SNS用にこのフォルムを撮っておきましょ。


ソフトクリーム店「モーモーズ」の前を渡れば駅ですが、その前に、踏切を渡り、橋を渡ってください。
左角のおはぎ店「菓匠からくさ」へ。

雑穀米を使ったおはぎを製造販売しています。

この店長が和菓子の職人さん。
母親の実家が長野県諏訪市にある1946(昭和21)年創業の和菓子店だったことから、幼い頃、菓子作りを祖父から教わりました。
その後職人を目指し、東京・水天宮の「三原堂本店」では工場長として腕を磨いたそうです。

定番6種類(こしあん、つぶあん、焦がしきな粉、みたらし、抹茶きなこ、香りごま)、月替わり2種類が並んでいます。
8個入りの箱もあって、お土産にはコレ。もちろん1個からでも

悩んでいると・・・

窓から京急電車が・・・「あっ!イエローハッピートレインが!」なんてこともあります。

3月1日~3日は桜餅初登場!
リクエストが多かったそうで、「あんこ」だけも販売しています。


「菓匠からくさ」を出て、橋を渡り、京急逗子・葉山駅に向かいます。

逗子市内を流れる田越(たごえ)川です。
鯉や亀、サギ、カワセミなどなどさまざまな生き物がいます。川向うの駅舎から通路が伸び、その先にホームがあります。2つの駅が1つになったので長い通路なのです。
駅名も変わりました。「逗子・葉山駅」の前は「新逗子駅」でした。そのため、商店会の名前が「新逗子商店会」のまま。

2020年3月、駅名が変わるために看板を夜中に取り替えました。
詳細はこちらに↓

話を戻して、最後におススメしたいお店に行きましょう。改札そばにあります。
京急逗子・葉山駅北口改札はビルの3階です。


この改札の右手にある駅そば「波子そば」です。
1976年創業からオーナーが変わっても店名は変わっていません。
逗子で暮らした作家・徳富蘇峰の小説「不如帰」の主人公・片岡浪江子にあやかり、浪子不動と呼ぶ史跡もあり、逗子には「波子」がついたものがあります

もちろん「波子そば」はおススメで、「天ぷらそば」と並んで人気ですが、
「ちょい食べ」ですから、「かけそば」(360円)をスープまで味わってみてください。
決め手は「追い出汁」です!

出汁は高知県「かつをぶし池田屋」の鰹節・サバ節・宗田節のすべて枯れ節(熟成に時間をかけたもの)をバランスよく配合してもらったオリジナルですが、その出汁を取ったあとのものをかけて食べるのです。好きな人は大さじ3杯かけるそうです。

↑(こちら大さじ2杯)

麺と追い出汁、スープと追い出汁の食感を楽しむなら「かけそば」です。
飲み干すではなく、最後まで食べ干す、という感じで「出汁」を嚙みしめることができます。

「新逗子通り商店会」にはゆっくり味わいたいお店ももちろんありますが、

乗り換え途中に「ちょい食べ」いかがでしょう。

この記事を書いた人

Makoto

Writer Makoto
放送作家出身。現在は地域メディア編集長兼ライター。町も人も歴史を大切に、自分史活用推進協議会認定アドバイザーとして自分史作成も手がける。夢の1つはドラムを習うこと。

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