【どういう意味?】GWは海自の〝満艦飾〟も楽しもう!【シーフレンド7も満船飾】
みなさんは「満艦飾(まんかんしょく)」を知っていますか?
●満艦飾とは・・・停泊中の艦船が信号旗などで飾られること。
灰色の艦船が〝満艦飾〟で色鮮やかに彩られる姿は大迫力。
年に数日ある満艦飾の日は、本当に港がにぎやかになります。
これ、ただ単に旗をランダムに掲げているわけではありません。
海上自衛隊では、れっきとした重要任務の1つなのです!

旗は言葉!? 船と船との会話のヒミツ
掲げられているのは「国際信号旗」。
アルファベットの文字を表す26枚、数字を表す10枚など、合わせて40枚で構成されています。
この旗を1〜4枚組み合わせることで、ほかの船と会話をしているのです。
例えば、コレ!

「U」の旗の意味は「あなたは危険に向かっている」
そして、「W」の旗の意味は「私は医療の援助がほしい」
これを2つの旗を組み合わせると・・・

「ご安航(航海の安全)を祈る。」という意味になります。
船が出航(出港)する際や、海上で船がすれ違う際に掲げられたりします。
もしも「あなたの航海の安全を祈ってますよ!」と言われたら、「ありがとう!」と伝えたいですよね・・・そうしたらコレ!

実は、U・W・1の旗を組み合わせると「あなたの協力を感謝する。ご安航を祈る。」という意味になります。
海上では船乗りのみなさんのこのような温かなやりとりが行われているのです!
ステキですよね・・・
ほかにも、国際信号旗には以下のようなものがあります↓

出典:海上保安庁ホームページ
海上自衛隊の満艦飾は年に数日!
満艦飾が行われるのは「建国記念の日、天皇誕生日、自衛隊記念日、観艦式を行う日等」(海上自衛隊ホームページより)。
つまり——
・2/11(建国記念日) ・2/23(天皇誕生日) ・11/1(自衛隊記念日)
そして今年は秋に観艦式が予定されています!
さらに、祝日が多いゴールデンウィークにも艦船が着飾る日がありそうです。
満艦飾は時間も決まっていて、午前8時から日没まで。
しかも隊員の方が毎回一つひとつつなぎ合わせて準備をするといいますから、本当に大変。
100年以上も続く伝統を、ここでもしっかり守り伝えているのですね!


軍港めぐりのシーフレンド7も「満船飾」やります!
満艦飾の日は、艦船がおめかししている近くを航行するYOKOSUKA軍港めぐり。
2025年から「シーフレンド7」でも満艦飾に合わせて着飾ることになりました!
シーフレンド7の場合は——満船飾(まんせんしょく)!
これは、お祝いがあった日に国際信号旗を掲げること。
そう、海上自衛隊の艦船でも普通の船でも、旗を通して言葉は共通なのです!


祝日が並ぶゴールデンウィーク、そして秋の観艦式。
ぜひ港で船どうしのお祝いの会話を見てみませんか?

※満艦飾、満船飾の画像は2023年のものです。
※天候等により、満船飾が行われない場合もあります。
※2023年9月の記事を一部加筆改編
この記事を書いた人

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