【葉山を楽しむ手がかりに!】初夏の恒例〝みんなの企画〟が136個!〜33rd 葉山芸術祭〜【まだ間に合う後半戦】

全国的に珍しい、有志による自主運営イベント

葉山マニアの推しイベントといえば、33回目を迎える「葉山芸術祭」です。
約3週間にわたり、実行委員会が主催する企画のほか、葉山町と近隣地域(逗子・横須賀)を拠点とする参加者が、自宅や店舗を会場に、展示会やLIVE、ワークショップなど小さなアートプロジェクトを自主的に1日~数日開催する個々の集合体をメインにした芸術祭です。
今年は136の自主企画「みんなの企画」がエントリーされています。

これが↑「公式ガイド」に掲載されている一覧です。
迷いますよね~~。

有志ボランティアによる実行委員会が、参加費を元に「公式ガイド」の編集発行やwebでの情報発信を行なっています。
大きな企業や行政とのタッグなしで、地域の有志が開催し続けていることが全国的にも稀有のようです。


いったい、どうする!?

136もの企画をどのように楽しみましょう。
・・・方法は5つ!
【1】クロージングの青空アート市(5月10日・11日/森山神社)を中心にする。
【2】地域から選ぶ。→大きく分けて「逗子」「葉山(長柄・一色・森戸神社周辺・御用邸周辺・山側)」「秋谷方面」 に分かれます。目指す辺りまでバスで行き、歩けるだけ歩く
【3】ワークショップなど参加したい企画を目当てに選ぶ。
【4】3日~6日は「案内所」が葉山元町交差点付近にオープン。そこで相談しましょ。
【5】ダーツの旅方式。→公式ガイドのマップを広げ、目をつぶって、指をさしたところへ行く。

葉山を巡るにはバスかレンタル自転車がおすすめです。
車の場合は駐車場確保ができるかどうかをまずお調べください。
ゴールデンウィークは渋滞も予想されます。


〝木〟のある空気感と非日常を楽しんでみる

さて・・・
私は136企画の中から、タイトルで選びました。
121番 『木は、ひとを「  」する。

ガイド一覧で選んだら公式Webサイトで検索します。
企画番号で検索すると、企画内容や場所が分かります。
ココに行くには、逗子から自転車で海岸線を御用邸方面に約15分走ります。
御用邸を過ぎて、少し坂を上り、葉山公園入口の信号を左折します。
するとすぐに芸術祭のロゴと看板が見つかりました。

開かれた感じの入り口に誘われるように中へ。

企画した「認定NPO法人オーシャンファミリー」の代表が広いデッキでくつろいでいました。
参考:https://oceanfamily.jp/

普段は会員でないと入れない建物です。
流木のアートや写真が展示されていましたが、この空気感が非日常を演出するアートのようでした。

ここまで来ると、この先、秋谷まで行くか、戻るか迷います。
葉山芸術祭とは関係ありませんが、せっかく自転車でここまで来たので、1度写真を撮りたかったバス停が近いことを思い出し、3分ほど南下。

長者が崎を越えてすぐのコチラのバス停をXに投稿。
こんな寄り道をひっくるめて『葉山の「  」』を集めるのも葉山芸術祭の醍醐味です。


カヌーの制作過程を見学

葉山御用邸まで海岸線を戻り、『117番 木工づくり体験・カヤック、カヌー、サップ&レザークラフト』に立ち寄りました。
主催は好日葉山工房・Goodday Hayama Workshopです。
店主が店前で作業をしていました。
参考:https://www.instagram.com/goodday_hayama_workshop

依頼された船型の本棚を作っているところでした。

工房には完成したカヌーや製作途中のものなどなど。

5月6日(火祝)には歩いて数分の葉山公園トンビ磯付近で、これまでに完成したカナディアンカヌーやシーカヤック、サップが12艇勢ぞろいするそうです。
地元・葉山の杉を使ったものもあります。船内にスピーカーを内蔵させるなど個人個人が工夫を凝らしたぜいたくなアートな作品になっているそうです。
店主とのしばしの会話を楽しんだ後、帰途につきました。


屋外で押さえておきたい!アート

逗子に戻りつつ、見たかった作品があります。
毎年、参加している写真家・ブルース・オズボーンさんの作品です。
「葉山芸術祭」を紐解くキーの1つです。

ブルース・オズボーンさんが「親子の日」10周年を記念して製作した映画「OYAKO」は、ベルリン国際映画祭でベストドキュメンタリー賞を受賞。

「61番 HAYAMA TIME」at 森戸神社
「45番 NATURE CALLS」at 元町交差点

屋外なので、期間中いつでも鑑賞できます。


最終日は5月11日(日)!

元町交差点から逗子までは海岸を横目に自転車でもバスでも戻れます。
途中、葉山マリーナなどもあり歩いたらもっと葉山を感じることができるでしょう。

今回、私が回ったコースは途中、カフェなどに寄ると3時間コースになると思います。

偶然、見つけたこんな「葉山」も!!

2025年の「葉山芸術祭」は5月11日(日)まで
オープン日、開催日に注意して葉山のアートを探索してください。

この記事を書いた人

Makoto

Writer Makoto
放送作家出身。現在は地域メディア編集長兼ライター。町も人も歴史を大切に、自分史活用推進協議会認定アドバイザーとして自分史作成も手がける。夢の1つはドラムを習うこと。

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