【10/12開催】港町を駈ける!華麗な神輿と激レアな〝木遣(きやり)〟の声【第4回三崎木遣みこしパレード】

■10/12(日)「お祭り好き」な町が総力を結集!
三崎といえば、海南神社の「例大祭」など、祭りが盛んなことで有名です。
そんな江戸時代から続くさまざまな三崎の祭りで欠かせないのが〝神輿〟——
それが集結するイベントが今年も開催されます。
その名も『第4回三崎木遣(きやり)みこしパレード』!
三崎下町を、各町内会が誇る神輿が練り歩く必見のイベントです。

■実は激レア?〝優雅な〟三崎の木遣りに大注目!
神輿が練りあるくお祭りは各地でよく見られますが、三崎はひと味違うのが特徴。
それは——木遣(きやり)。
もともとは、切り出した材木などを大人数で運ぶときに「せーの!」などと声を合わせてタイミングを計るかけ声です。
それがお祭りになると、神輿を担ぐ時のかけ声になるわけです。
〝せやせや!〟といったものは聞いたことがあるかもしれません。
しかし!
三崎では昔から「神輿の動きを指示するような」かけ声をかけていた、というのです。
例えば「輿を上げましょ」などの指示に節をつけて歌い上げ、それに続いて神輿が上がります。
この歌声が、なんとも美しい!
港町の祭りというと、勇猛果敢なものを想像してしまいますが、特に三崎ではポイントポイントでとても優雅な展開になるのです。
これは全国的にも珍しいかもしれません!
ぜひ間近で、まさに伝統の〝Call and Response〟を目撃してみませんか?

■〝祭り好き〟なハートがシンクロする港のフェス
ド迫力のパレードは長年の伝統行事かと思いきや、実は今回が4回目。
最初は2019年の秋に「お年寄りを元気づけたい」「地域に活気を」をテーマとして、市民有志で立ち上げて開催したのが最初だったといいます。
その後、コロナ禍を経て2023年に復活しました。
パレードを企画した理由はもう1つ「伝統文化をつないでいく」ということだったそうですが、海南(かいなん)神社のお祭りだけでなく、三崎の町の〝神輿〟文化を残す場は、とても大事なこと。
古くから伝わる神輿の文化を未来へつないでいこう、という意気込みが、ものすごい熱気につながっているのかもしれません。
〝三崎の人はみんなお祭り好き〟
——という声を、地元の方からよく聞きます。
しかしそこには盛り上がって楽しむだけでなく〝受け継がれてきた歴史を(後世に)伝える〟という使命すらあるように感じます。
だからこそ町の人々は真面目に、本気で木遣を歌い、神輿を担ぐのかもしれません。
参加する神輿は、日の出・入舩(いりふね)・花暮(はなぐれ)など各地区から集結。
次から次へと、装飾に工夫をこらした神輿が通り過ぎる姿は実に圧巻です。
なかなか見ることができない、港町の伝統。
海風に吹かれながら、三崎の心意気をぜひ体感してみてください!


■当日のスケジュールは?
●実施日 2025年10月12日(日) ※雨天決行(悪天候時などは中止・中断の場合あり)
●会場 三崎下町周辺
●時間 13:00〜16:30
●お問い合わせ 三浦市経済部観光商工課 046-882-1111(内線77439)
●三崎エリアへのアクセス
京急線三崎口駅からバス →→ 詳細はこちら
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