【コントラバスヒーローの休日#09】横須賀PAで朝ごはん
仕事で東京に向かう。大体は車だから少し早めに家を出る。
車を走らせながら「朝ごはんどうしようか」ということはよくある。
家で軽く食べてもいいし、コンビニで買って済ませるのも楽だけれど、せっかく高速に乗るのだから、ちょっと寄り道して気分を変えたい。
そんなときに重宝するのが 横須賀パーキングエリア(PA) だ。
■早朝からの営業がうれしいフードコート
ここは横浜横須賀道路にある小さなPAで、見た目はシンプル。
しかし中に入ると、横須賀そして三浦半島らしい個性がしっかり詰まっている。
特に朝は7時台(!!)からフードコートが営業していて、早く出発した日の朝ごはんスポットとしてぴったりだ。上りも下りもあるけど今回紹介するのは上り。
いつもは仕事でひとり利用するけど今日は休日、家族と出かけ前に寄ってみることに。
6時台には起きて子供の食事含め、全ての家事を終わらせているので8時には家を出てお出かけ、が我が家のスタイルになりつつある。
ただ8時に出ると空いているお店はコンビニか牛丼屋くらいしかない。横須賀PAは7時台からフードコートが空いていてありがたい存在。

フードコートは昔ながらの食券スタイル。妙に落ち着く。
子どもには朝ごはん食べさせたけどわたしと妻はまだなのでがっつり食べます。

■ご当地定番「よこすか海軍カレー」
まず紹介したいのは、やはりここでも人気の よこすか海軍カレー。

横須賀市が「カレーの街」を掲げていることもあって、レトルトやお土産ではよく見かけるが、PAのフードコートで気軽に食べられるのはありがたい。
運ばれてきた皿には、どこか懐かしい家庭的な見た目のカレー。
具材はじゃがいも、人参、玉ねぎとシンプルながら、ごろっと大きめに切られていて、しっかり煮込まれている。
ルーはやや甘口寄りで、朝でも食べやすい。
セットにはキャベツサラダと牛乳もついてくる。「あ、海軍カレーってこういうスタイルなんだ」と改めて知ることができる。
そう、海軍カレーには牛乳が必須なのだ。
朝カレーもいいけど、朝海軍カレーイズベスト。

■妻は醤油ラーメンを注文
一緒にいた妻は「ラーメン食べたい」と醤油ラーメンを選んだ。
朝ラーメン!
朝の7時台からラーメンが食べれるところもなかなかないので得した気分になる。

PAのラーメンと聞くと素朴なものを想像していたが、出てきた丼は想像以上にしっかりした見た目。
透明感のある醤油スープに背脂が浮き、麺の上にはチャーシュー、メンマ、ナルト。
湯気の立つ丼を前にした妻は「これだよこれ」とにっこり。
提供も2、3分くらいですぐ食べれるから滞在時間は15分くらいだったけど朝の柔らかい光の中でなんだか少しゆっくりした気になれる。

■お土産選びも楽しい
横須賀PAのもうひとつの魅力は、売店のお土産コーナーだ。
すぐに目に入るのが、鮮やかな青いパッケージの「まぐろパイ」。
その隣には、どっしりと並ぶ「よこすか海軍カレー」のレトルトやカレーパン。お土産として持ち帰れるのはもちろん、仕事先に差し入れるのにも便利だ。


■「ただの移動」を特別にする場所に
高速道路を使うとき、目的地に直行することも多い。コンビニだと味気ない。
でも、こうしてPAに立ち寄るだけで、「移動の途中」がちょっと特別な時間になる。
特に横須賀PAは、地元らしさが程よく凝縮されていて、朝から旅気分を味わえる。
私にとっては、ただの食事処ではなく「今日も頑張ろう」と気持ちを切り替えるスイッチのような場所だ。それも15分で。
カレーのスパイスの香り、ラーメンの湯気、売店で手にしたお土産の重み。どれも日常の中に小さな非日常を加えてくれる。
三浦半島から仕事で都内に向かうとき、旅行で三浦半島にきて東京方面へ車で帰るときなどはぜひ朝の横須賀PAに寄ってみてほしい。
ただの通過点だったはずの横須賀PAが、気づけば「また行きたい場所」になっている。
日常の中にあるちょっとした寄り道が、こうして生活を少しずつワクワクとしたものにしてくれるし三浦半島は寄り道できる場所がたくさんある!
それではまた、次のヒーローの休日に。
また会おう!
2025年9月某日
地代所
この記事を書いた人

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